OC Report オーガニック・クロッシング レポート
どんこまつり2012 レポート
「春どんこまつり2012」 4月1日(日)開催しました!
会場:手仕事屋「ばんまい・やさいの広場」駐車場にて。
4月1日(日)エイプリルフールに、今回で7回目、4月としてははじめての「春どんこまつり」を開催しました。
今回も素晴らしい出店者の方と、たくさんの来場者のみなさまに支えられて、事故もなく無事終了いたしました!主催者としてもとても楽しい、夢のような1日でした。みなさんと共にこのような1日を共に過ごせたことに感謝しております。出店していただいた皆様、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
ここ数年どんこまつりの日は雨ばかりで、すっかり雨開催が定着していましたが、今回天気予報は午後に向かって晴れ!朝から明るい日差しが差し込む絶好のまつり日和!ということで、最初の全体挨拶で「雨開催を返上します!」と堂々と宣言しました。
と、その直後からドンヨリとしたねずみ色の雲が・・・。
そして小雨がパラパラ~っと振り出したときには、みなさんの「やっぱり・・・」という視線が集中し「違う違う!僕じゃない、僕じゃな~い!」と歌のフレーズのような(ちょっと古い?)言い訳をする場面もありました。けれども、そんな小雨もすぐにやみ、全体としてはとても過ごしやすく、あちこちで新しい出会い、懐かしい再会があり、笑顔と笑い声の溢れる1日になりました。
ではでは、来たかったけれどこれなかった方々のために当日どんな様子だったのか、出店してくださった人たちをご紹介しながら、写真をたくさんご紹介したいと思います。
キチンとご紹介したいお店ばかりですので、記事を書くのに時間がかかり、更新もすこしづつになりますがご了承ください。
※不特定多数のお客様が来店するおまつりの性格上、お客様が写っている写真があります。不適切な場合はすぐに削除いたしますので、オーガニッククロッシング出口までご連絡ください。
ちなみに「どんこまつり」は漢字で書くと「土子祭」。大地の上に生きる人として、自然への感謝を忘れることなく未来に向かって行きたいという願いが込められています。
ameen`s oven from 神戸
写真をクリックしてHP(Blog)へ!今年の入口を入ってすぐは夙川の天然酵母パン「ameen's oven」さん。酵母や素材にこだわり、独自のセンスと哲学に溢れる、心の声に耳を澄ますパン屋さんです。
秋どんこに毎回参加していただいている骨董品「だるま堂」さんのご紹介でお店を訪れたとき、パンのおしいさはもちろんですが、酢漬け野菜のおいしさに驚きました!!
お話すると、なんと秋どんこに参加してくれている「玄米百姓園」さんの野菜だったことがわかり、それ以来交流が深まって今回出店していただけることになりました。
実は写真に写っている「パン屋」ののれんも、お店の看板も、これまた秋どんこに参加していただいた「OMONCHAN」の作品。ご縁はますます深まるばかりです(笑)
一番前に凸凹ファームのMさん発見!
ameen's ovenさんが有名なパン屋さんであるとこは認識していたのですが、その人気は想像を以上でした!おまつり開始45分程でまさかの完売!!
これにはパン職人のアミーンさんもビックリして、「油断していました~!」のコメントとともに、すぐに夙川のお店までパンを取りに帰ってくれました。
が、それも焼け石に水。パンが届いてお店を再開するも再び即完売・・・。
1日に2度完売するというどんこまつり史上初の快挙を打ち立てていただきました(笑)「次回は徹夜でパンを焼いてきます!」と宣言しておられましたが、無理のない範囲でまたよろしくお願いいたします。楽しみにしています!
どんこまつりでパンを手にとれなかった方はぜひお店を訪れてみてくださいね。
玄米と旬の野菜MOMONGA from 神戸岡本
写真をクリックしてHP(Blog)へ!
ameen's ovenさんの隣は神戸岡本にある「玄米と旬の野菜MOMONGA」さん。お店のロゴの「もぐ子」ちゃんが示すとおり、食べることが命に繋がっている、そして畑に、大地に繋がっていることを伝えている数少ないお店です。
MOMONGAを経営しているM姉妹の妹さんは元ばんまいスタッフというご縁があり、この日は久しぶりの里帰りとなりました。
この日も玄米のおにぎりを中心に、本当の意味で「顔の見える」関係を築いている人たちの育てたお米や野菜を、おいしい料理というカタチで伝えていただきました。
お2人の人柄やかわいいイラストもあいまって、優しい空間が広がっていました。
今回気にいった方はぜひお店を訪れてみてください。おいしい食事をいただきながら、人のこと、食のこと、大地のことを見つめるイベントをたくさんされています。
MOMONGAさんがどんこまつりのレポートを書いてくれました!
p.s. どんこまつりレポートしました。
お時間あったら見てみてください~。
http://www.kcc.zaq.ne.jp/momo/diary/right.html#0401
蕾(つぼみ) from 大阪
MOMONGAさんの隣はお米の麺フォーの「蕾」さん。薬膳の考え方に基づいて、体に染み込むようなおいしく、幸せな一杯を創られます。
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「蕾」のUさんは高津宮で毎年開催されている手作り市を企画しておられます。
いつもは主催者側ですが、和田山のありがとんぼ農園が企画していた「城の町。まわるマーケット」で実際に食べてみて、体に染み込むスープのおいしさにファンになってしまい、今回出店をお願いしました。
間違い探し(笑)
どこかで見たことのあるタッチの「蕾」の看板は、元手仕事屋スタッフ、ゆかりちゃんの作品。やっぱり独特のセンス!いいね~と思いながら良く見ると・・・ん?あれ?どこかおかしいのに気づきませんか?「携帯の変換がおかしいね~ん!」と言い訳していましたが、このあたりのセンスも相変わらず抜群です(笑)
蕾さんが気になった方は高津宮の手作り市にも足を運んでみてくださいね~。
ぷあん from 奈良
写真をクリックしてHP(Blog)へ!日本でも数少ない福祉作業所のみなさんが作る手作りソーセージ。ワイルドなといううたい文句の通り、チョーワイルド!!
<br class="clear"/><div class="hr"></div>カメラを向ければ必ずカメラ目線のIさん。
「ぷあん」さんは「社会福祉法人ひまわり」さんが障害を持つ方々の仕事を創ることをテーマにして立ち上げた手作りソーセージ工房。日本全国見渡してみても障害を持つ方々が運営している食肉加工の工房は数件しかないのだそうです。
最初は有志が集まって本当に小さな、学校の隅に建っている小屋からスタートされて、いまでは立派な施設を構えておられます。僕も施設を見学させていだたきましたが、小さいながらも設備、環境ともに整った素晴らしい工房でした。素材にこだわり無添加、肉の味がダイレクトに伝わる、ワイルドなソーセージを作られています。
ぷあんさんと樸木さんは普段から交流のある友達同士。オーガニッククロッシングが企画した被災地へブドウを届けるイベント「G-Grape Pickにイック!for 宮城県石巻!」に一緒に参加していただいたのがキッカケで交流が深まりました。今回はパンとソーセージのコラボレーションということを聞いていて楽しみにしていました!
樸木(あらき) from 奈良
写真をクリックしてHP(Blog)へ!奈良市からすこし離れた場所にある、小麦の香り漂う青い家。絵本の中に迷い込んだ打ような素敵な天然酵母パン屋さんです。第一日曜日はお店の営業日にも関わらず「出店したい!」と言っていただきました。
<br class="clear"/><div class="hr"></div>
MOMONGAさんと同じように、樸木さんも姉妹で運営しているパン屋さんです。なんとなんと、つい先日15周年を迎えられました!たとえ好きなことであっても長く続けることはとても難しいこと。本当にすごいと思います。
「樸木さんとアミーンさんにずっと会いたかった!オープンと同時に走ります!」といっていたのは秋どんこまつりに参加してくれているパン屋「ぼちぼち屋」さん。本当に走ってました(笑)ほかにもこちらも秋どんこに参加してくれている吹田の「パン工房Brown」さんや、パン屋で働いている友人なども来てくれました。パン屋が会いたいパン屋っていいなあ。
今回楽しみにしていたぷあんさんとのコラボレーションは「ナンドッグとミネストローネスープ」!う~ん、おしいそう。ちなみに樸木のEちゃんはベジタリアン。お店もベジタリアンメニュー。なのにコラボレーションはナンドッグ、なので「私、試食できへんねん(笑)」と言ってました。食べられた方はラッキーな、どんこまつりの特別メニューでした。
お店は奈良といってもすこ郊外、法隆寺の近くにあります。ぜひ足を運んでみてください。
らくだ屋 from 高知・本山
写真をクリックしてHP(Blog)へ! もともと高槻で石釜のあるカフェを運営していた2人。この3月から四国にIターン移住。と思ったら「らくだ屋」として春どんこまつりにUターン(笑)
はるばる四国・本山からこの日だけUターンしてくれたらくだ屋のKちゃん。あれ?ダンナのMさんは?と聞いてみれば、なんと「ダブルブッキング!」。ありえへん!けどMさんやったらありえるか(笑)というわけで今回は小さなSくんと一緒に参加してくれました。
実はKちゃんは布ナプキンのJちゃん、和菓子のUちゃんとともに「ほのぼ~の」としてどんこまつりに参加してくれていました。結婚して子供も産まれ、いまでは四国にIターンして自給自足の生活を目指して奮闘中!秋のどんこまつりに参加してくれている山本博工務店さんが企画している自分で家を建てる講座「自作堂」にも参加していたので、そのうち家も自分で建てるはず!?期待してます(笑)
高知の山村に移住した2人の暮らしから見えてくることがきっとある。近所のおばあちゃんの手作りこんにゃくなどももってきてくれました。らくだ屋のブログもお楽しみに。
カレーや・さん
縄文百姓からカレーや・さんへ。さん度目の正直!農・猟・カレーで独立すべく奮闘中!今回はカレーや・さんで初出店!
写真に写っている手ぬぐいの人がカレーや・さんの成相くん・・・じゃありません(笑)この人は手仕事屋オーナーの山田さん。成相くんが忙しそうなのを見かねてヘルプに!こういう光景がいろんなところで見られるのもどんこまつりの良いところ。
もともと縄文百姓を目指して和田山の「あーす農場」で修行。ご縁あって手仕事屋やさいの広場のスタッフとして働きながら罠猟の免許を取得。農と猟をMIXしたカレー屋さんを目指して迷いに迷った結果、インドにカレー修行へ行くことに。帰ってきたらきっとオーガニック素材を使ったおいしいカレー屋「カレーや・さん」をオープンしてくれるはず!!
若いうちに迷うのは悪いことじゃないです。みんな応援してるからがんばれ~!!帰ってこいよ~!
あじき堂 from 綾部・志賀郷
写真をクリックしてHP(Blog)へ!
はるばる綾部から出張してくれる手打ち蕎麦あじき堂さん。蕎麦を打つ様子や等間隔に切りそろえられ整然と並んだお蕎麦の姿は無駄がなく美しい・・・。
京都府綾部市・志賀郷で3月まで毎月開催されていた「三土市」で主要なスタッフとして関わりながらお蕎麦を打っていたあじき堂さん。つまりあじき堂さんも里帰り??今回も蕎麦を打つ道具から湯がく道具まで一式もって、はるばるどんこまつりに来てくれました。
マーケットで蕎麦なんて簡易なものだろう、なんて思っている方、一度あじき堂さんのお蕎麦を食べてみてください!!その本格的な味に驚くはず。なにを隠そう出口もその1人でした。どんこまつりでも「おいしかった!」の声がぞくぞくと。見事に完売していました。
あとから聞いた話では、もともと大阪府豊中市に住んでいて、手仕事屋のお客さんだったというご縁のあった安喰さん!出会いは必然だったのかな(笑)
あじき堂さんの素晴らしいところは奥さんやおばあちゃん、息子からお友達まで、みんなで協力して出張蕎麦を実現しているところ。いまは店舗はなく出張蕎麦のみですが、近い将来きっと実現するはず。みんなで楽しみに待ちましょう!
どんこまつり会場の様子
毎年11時にオープンするどんこまつり。お目当てのお店のある人はオープンと同時に駆けつけてくれて、あとはおいしいごはんのお店を目指してこられるのか、お昼前にはこの賑わい!出店者のみなさんもうれしいやら忙しいやらで大変な時間帯。一番最初にご紹介した「ameen's oven」さんが急遽パンを取りに走ってくれたのもこの時間(笑)
ゆっくり座ってごはんを食べていただくスペースが少なくて申し訳ないです。お昼ごはんを食べ終わったあたりから2階のカフェ&クラフトマーケットがどんどん賑わい始めます。最初は余裕の表情だった出店者の方々もそれぞれ説明に、調理に大忙し。
後でお聞きすると「バタバタしてほとんどなにも見れなかった~(涙)」という出店者の方もおられました。でもそれはそれだけ多くのお客さんに来ていただいたということ。本当にありがたいことだと思います。
そしてみなさん最後には「楽しかった!」と言ってくれました。主催者としてオーガニッククロッシングが一番大事にしていること、それはとにかく「おもいっきり楽しむこと」。主催者も、出店者も、お客さんも、みんなおもいっきり楽しむ。それが個人的な満足を超えた場の空気や一体感として、関わった人みんなが共有できるエネルギーになるのだと思います。
さてでは出店者紹介の続きにまいりましょう。
魚・高井 from 大阪・池田
大阪の「自然食レストランばんまい」のスタッフ募集に、東京から電話してきたツワモノ。元魚屋さんなので、早朝から卸売市場へ買い付けに行き、自分の目で新鮮でおいしい魚を見極めてくれています。
東京で魚関係の仕事に就いていた高井くん。いろいろなご縁が重なって自然食レストランばんまいのシェフ候補としてバリバリ働いてくれています。どんこまつりでも魚を生かした料理をお願いしました。
となると、焼き魚とごはんとか?と思っていましたが、でてきたのはなんと「サバサンド」!意外~と思ってなぜサバサンドなのか尋ねると「おまつりでも気軽に食べることができるから」なのだそうです。
手仕事屋の八百屋「やさいの広場」でも魚を販売しているのですが、高井くんが来てくれてから魚に対するケアが良くなりました。たとえば魚の調理法や保存方法、生態からちょっとした豆知識、さらには手に取りやすいように捌いてからラップでまくなどの気遣いまで、その対応はきめ細かいです。月曜日から水曜日までは八百屋でも働いているので声をかけてみてくださいね。
熊レンジャー 森のなんでも屋 野生堂 from 岡山・美作
写真をクリックしてHP(Blog)へ!
米も育てる熊レンジャー、五味夫妻が紡ぎだす鹿猪料理が楽しみ!奥さんとともに森やそこに暮らす動物たちの声を伝える森林ツアーを主催。
以前オーガニッククロッシングとして企画した、五味くんのお話会「野生からのメッセージ 森・里・人の物語」のときに出してもらったのが、駆除されてしまう動物たちをなんとか生かしたいという想いで生まれた「鹿猪(シカシシ)バーガー(SSB)」。奥さんが焼いたバンズ(パン)と岡山県産の新鮮野菜、そして鹿と猪の合挽き肉を使ったパテの相性が抜群で、とてもおいしかった!今回「イノシカバーガー(ISB)」に名前を変えて登場しました。
「ロケットストーブで調理するわ~」と事前に連絡いただいてワクワクしていました。ロケットストーブとは細い枝など少ない燃料でも中華コンロなみの火力を生み出せる夢のストーブ。
火力が強すぎて調整が大変!」ということですが、パンを焼いたり、肉を焼いたり、ゴーーと音を立てながら大活躍していました。持ち運び用、使えますね!
オーガニッククロッシング「わろうだ」にも被災地でも簡単に作れる調理用コンロとしてデザインされた、瓦で作ったロケットストーブ(コンロ)があります。本当に火柱があがります。近々ロケットストーブに関するワークショップも開催する予定ですのでお楽しみに。
西さん(MOA自然農法野菜) from 大阪・能勢
能勢でMOAの自然農法で野菜を育てている西さん。加工品や郷土料理にも造詣が深く、食べ方のアドバイスもキメ細かい。
西さんとは3年前から毎年開催している手作りお醤油仕込講座に、西さんが参加してくれたことから交流がはじまりました。野菜作りはもちろん、味噌や麹、ジャムから保存食まで、あらゆる加工品の知識、技術を持っていて、その技を若い人にも伝えている素晴らしい人です。
自然農法の西さんのお野菜は人気があり、一部の付き合いの深い方にだけ出荷しています。「路地栽培だから4月はじめだと収穫できる野菜がないねえ」と言いながらも、この日は高菜やほうれん草、青ねぎ、しいたけなどを持ってきてくれました。
他にも塩麹や甘酒、味噌などの加工品、七輪で焼いた自家製焼き餅などもありました。西さんのブースをお手伝いしてくれた人が、以前イベントに参加してくれた方だったり、八百屋の常連さんだったりして繋がりの深さを再確認しました。西さん自身も志をもった若い人たちと関われたことをとても喜んでくれていました。
上山田どっぽ村 from 滋賀
写真をクリックしてHP(Blog)へ!農と建築で独立独歩の上山田どっぽ村。研修生も一緒に来てくれます。木のテントって??
はるばる滋賀県湖北から参加してくれた「上山田どっぽ村」。建築と農業で自立して生きることをテーマに掲げた農事法人です。研修生は給与をもらいながら農業と建築を学ぶことができる画期的なシステム!今回来てくれたのは第一期研修生だった小障子くんとそのファミリー。
それにしても滋賀県はさすがお米どころ。お米だけでも10町歩以上!(10町歩は30000坪!)と規模がまったく違います。大阪出身の小障子くんはもともと農家ではありませんが、いまでは大型コンバインを操り、日々農業に汗を流すたくましい青年。
規模は大きいですがこだわりは捨てないところがすごい!!お米や大豆は無農薬、または省農薬。味噌はお米や大豆はもちろん、麹も自家製。大豆を炊くのに薪と羽釜を使うなど、こだわりがそこかしこに見えます。
もってきてくれた商品の看板にチラッと飾ってあったこの名刺。このロゴ!どこかでみたことありませんか?そう、どんこまつりのチラシのどっぽ村のロゴなんです。奥さんがデザイナーなのでデザインを起こしてくれました!うれしいなあ。
どっぽ村はただいま農業を中心に手伝ってくれる塾生を募集中です!どんこまつりで出会って興味が沸いた方、ぜひ門を叩いてみてくださいね~。
たねの交換会 from 奈良
JR奈良駅前で毎月開催されるオーガニックマーケットで月一回定期的に開かれている種の交換会。赤目自然農塾や木津の自然農園などで学ぶ人たちが主催している。
奈良のオーガニックマーケットで毎月一回行われている固定種・自家採種の種の交換会。全国的にみても毎月一回開かれている種の交換会は珍しいと思います。
自然農の川口さんの赤目自然農塾に通う人たちを中心に主催しています。そのリーダー的な存在のHさんは、7年前に手仕事屋で開催された「たねの森」の代表:紙くんと一緒に種を蒔こう!というイベントに参加してくれたのがきっかけで種の大切さに目覚めた1人。この時点ではオーガニッククロッシングはまだ生まれていませんが、実はこの紙くんのお話会が出口が企画した第1回目のイベントでした。
7年経ってこういうカタチで種の交換会が実現するなんて不思議なことですね。次の世代に命を繋ぐことのできる種はどれも個性的で本当に綺麗です。種のことが気になった方は奈良オーガニックマーケットに足を運んで、ぜひ一度手にとって見てください。きっと種の世界に引き込まれると思いますよ。
「やさいの広場」
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1991年に当時数少ない有機野菜専門の八百屋としてオープン。暮らしに必要なオーガニック商品が数多く揃うお店。
「どんこまつり」の会場でもあり、出口もスタッフとして働いている有機野菜の八百屋「やさいの広場」。このお店で働くことで、いまでは数少なくなった「八百屋」という「場」が持つ可能性や必要性に気づきました。
八百屋は単に農家さんたちから届く野菜を並べるだけでなく、そこを訪れる人たちの日々の暮らしに寄り添うような会話や交流があります。それは単なるお金やモノのやり取りを超えた人と人の繋がりです。この会話や交流こそがオーガニッククロッシングの原点。そしてその「芯にあるコト」を目に見えるカタチにしたのが「どんこまつり」なのです。
主催者も、出店者も、お客さんも関係なく、相手を思いやる気持ちを大切に、お互いに感謝を伝え合い笑顔になれる場所を創る。八百屋で得たことをカタチにするため、オーガニッククロッシングとどんこまつりの挑戦は続きます!
「けせら畑」
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今年から規模拡大のけせら畑。やさいの広場スタッフ枠として特別出店。お父ちゃんの愛情が詰まった野菜はおいしくて、優しい。
某大手コンサートホールのバーテンダーから一転、能勢に新規就農し奥さんと子供とともに「けせら畑&けせら工房」を営む松岡くん。やさいの広場のスタッフでもある彼は、昨年から能勢の畑で収穫した新鮮な野菜を、出勤の日に八百屋に届けてくれています。愛情に溢れた彼の野菜は八百屋でもジワジワと人気が定着し、いまでは入荷を心待ちにしているお客さんがいます。
実は秋どんこまつりに毎年出店してくれている、徳之島産アグロフォレストリー珈琲「凸凹ファーム(宮出珈琲)」の宮出さんもその1人。宮出さんが大阪蛍池で営むお店でもけせら畑の野菜が使われています。どんこまつりにも遊びにきてくれたので、けせら家族と一緒に写真をとらせてもらいました。こういう交流がたくさん生まれる場であったらいいなと思っています。
まだまだ楽しいお店が目白押し!
記事を書くのが追いつかないので、写真だけ先にご紹介します(笑)
カフェ・ミシシッピー from 高知・本山
うまい料理、魂の歌は、高知・本山ミシシッピーにあり!ドクロマークがトレードマーク!
はるばる高知、本山町からバスにのって来てくれたのがカフェミシシッピーNちゃん。前日お店を閉めてから出発し、次の日の朝到着してそのまま出店、という強行スケジュールにも関わらず、とびきりの笑顔でお店をオープンしてくれました!
カフェミシシッピーのトレードマークはドクロ。高知に行ったときお店の場所を近くのガソリンスタンドで尋ねると「ドクロの看板があるからすぐわかるよ」と教えてくれました。今回焼いてきてくれたドクロクッキーはパンチの効いた高知名物生姜味!
ほかにもキャロットケーキとチーズケーキを焼いてきてくれました!バスで運ぶのは大変だったはず。その熱い想いがお客さんにも伝わったのか、見事に完売。僕も主催の合間に濃い珈琲と甘いケーキで休憩を・・・と思っていましたが、その考えが自体がケーキより「甘かった」です(笑)
カフェミシシッピーは独特の空気感のあるとても面白いお店です。高知を訪れた際にはぜひ寄ってみてください。Nちゃんの料理も最高です!
石がき妖怪 from 綾部
「100円、200円、200円、500万円!100円・・・」の展開に度肝を抜かれた方も多いのでは?(笑)妖怪続々で背中ゾクゾク!
綾部・志賀郷で毎月開催されていた「三土市」に出店し、多くの人に笑いと衝撃と与えてきた「石がき妖怪」さん。店主のFくんはなんと小学校5年生!実は蕎麦のあじき堂さんの息子さんだったりします。
三土市の中に「こども三土市」という、こどもだけの市が開かれていて、大人たちに混ざって地域の子供たちがあれやこれやとアイデアを駆使してお店を出していました。そのなかでも特に個性を発揮していたのがFくん。石に描かれた妖怪たちはどれも個性的で、すべてに名前とストーリーがあります。そしてなによりFくんのトークがめちゃめちゃ面白い!最後には妖怪屋さんのブースが笑いの渦になっていました(笑)
今回もお店を訪れた大人たちを虜にしていました。石がき妖怪のほかにも、漫画や「書」がまた良いです。書は和紙職人のハタノワタルくんとともに東京の展覧会にも行ったそうですよ~。
ペパロンfrom みかん畑
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みかん畑から生まれた!?ってどういうこと??とっても楽しい、ワクワクするような紙を使ったイロイロがやってきます。
トキトキ屋 from 兵庫
端材の中に価値を生む木工職人。「これは○○、これは○○○で作ってるねん」さて、なにで作っているんでしょうか??
共有工房あえる×はんもっく・かふぇ from 大阪豊中×箕面
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日常的に使うガラスを生み出す「共有工房あえる」と、秋のどんこまつりでおなじみ「はんもっくかふぇ」のコラボレーション。
+プランツ&鉄鍛冶55
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いまや伝説?いろいろな出会いの機会を生み出してくれたぼちぼちカフェの2人。鉄と植物の異文化コラボレーションです。
ZOO order made wood furniture
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会場となるばんまいの椅子やテーブルを手がけた注文家具工房「ZOO」。20年を経て再びばんまいに帰って来てくれます!
音を楽しむ
ウミネコ楽団
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クロマチックアコーディオンとコントラバスのウミネコ楽団が生演奏してくれます!投げ銭制ですのでよろしくお願いします!
てしま福祉会 ほのゆる(生活支援センター咲笑)
池田市ののみなさんの手作りクッキー。
ぐーちょきぱー from 大阪箕面
箕面・池田のどんぐり拾いポイントは大抵知っている、遊びのおじさま達人集団。こどもたちも負けるな~(笑)
池田エコミュージアム
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大阪近郊でリユース食器レンタルといえば、万博公園か池田市エコミュージアム!どんこまつりでお世話になっていましたが、今回は出店してくれます!
くるくるマーケット
手から手へ、人から人へ、くるくるまわるリサイクルマーケット。ちなみに画像とはまったく関係ありません(笑)
頭耕堂書店
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頭を耕す!刺激的なリサイクル本屋さんとして好評を得てきた「頭耕堂書店」。都合により今回が最終回となります。今回もええ本揃ってますよ!!